政治家教育 2009 12 12

 今年夏の衆議院選挙で多数当選した新人議員に対して、
政治家学校のような教育が行われていると聞きます。
こうした教育で、知識を得ることや見聞を広めることは大事なことです。
 しかし、政治家にとって、もっと重要なことがあるのです。
それは、自らの政治理念や信念を確立することです。
 なぜ、こうしたことが重要なのか。
今の日本は、政界にも、財界にも、あるいは学者にも、
優秀で魅力的な人が多いのです。
 もし、自らの政治理念や信念を持っていない人が、
こういう人たちに会うと、どうなるか。
 Aさんに会えば、A案が魅力的に思え、
Bさんに会えば、B案が魅力的に見え、
Cさんに会えば、C案が魅力的に見えるのです。
 Aさん、Bさん、Cさんから影響を受けて、
あるいは義理立てして、
結局、決断ができなくなるのです。
 そういうわけで、知識や見聞よりも、
自らの政治理念や信念を作り固めていくことは重要なことです。
 ひとかどの人物に会う時は、用心しなければならないのです。
そういう人は、立派な案を持っていると同時に、
思想的な影響力を持っているのです。
 もし、あなたが政治理念や信念を持っていれば、
その政治理念や信念が、
そういう思想的な影響力から、あなたを守ってくれるでしょう。




















































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